てらさんの日記

色々と書いていきます、雑記帳みたいなものです。

京大工学部入試 2019 感想とか 前日〜一日目

一昨日と昨日(執筆時点では昨日と今日)、京都大学工学部の入学試験を受けてきました。
この記事では各教科のざっくりとした所感を書いていきたいと思います。
文章がキモいですが、当時の気持ちのまま書いたので昂ぶってるときは本当に昂ぶった感じの文章になってます。

書いてたらめちゃくちゃ長くなったのでこれは前日〜一日目編です。

・試験前
緊張しかない。この日のために一年間浪人してきたわけで、これで実力が発揮できなかったら勉強してなかったのと実質同義なわけで…
ということで前日まではドキドキしていたが、いざ試験当日に朝ご飯を食べると「お腹いっぱいとてもハッピー」と、食欲が満たされたことでわりかし楽な気持ちで試験に臨めた。
(と言っても、流石に試験会場に入室すると気が引き締まったが)

・理系国語
いつも通り3→1→2の順で解く。
3、「まさかよくある落窪物語出題してきたかぁ」と思いつつ気楽に解答。(解けたとは言ってない)ここで20分
1、まず本文をじっくり読む。科学における"疑う"ことが主題なのかなぁと思いつつ、それを軸に回答を進めていく。回答欄が少し大きかったが具体例を入れるとそれだと小さいのでいい感じに文章にまとめるのに苦労する。ここで60分
2、また今年も現代文はどっちも評論かぁと思いつつ、本文を読み切る。はじめの二問はサクッと解答するも三問目に苦戦。そうしてるうちに残り5分を切ったが文章中に『後世にとっては(略)その対象を考えるのが難しくなってしまった(略)』という文言を見つけて「これや!」と思い答えに練り込む。
ここで残り1分を切っていたのでしっかりと見直しをする間もなく終了。
手応えとしては悪くない。というか、国語はそもそも手応えと結果が全く一致しないのでそもそも気にしても意味ない。(あと配点比率が低いので取れてなくてもあまり痛くない)


・昼休み
当局の規制によりどれほど規制が入っているだろうかと危惧していたが、タテカン、折田先生像(平成の奴)、などを友人と楽しんだ後、ベンチでおしゃべりする。正直次の数学の勉強にこの時間を費やすほうがいいのだが、それに気づいたのは入室時間5分前だった。


・数学
透かし読みチャレンジ失敗。常用対数表が出てくることが明示されていたので違和感を感じるも、統計問題だったらみんな爆死してくれるから嬉しいんだけどなぁ〜(注:京大は2Bの出題範囲をベクトルと数列としているため統計は絶対に出ない)と思いつつ試験開始。
全部をざっと見て126が解けそうな感じがしたので、1から取りかかる。奇跡的に1-2-2は昨日友人と確認していた問題だった。予想的中で思わずニッコリ。ここで10分。
(1)
1-2から先に取り組む。cosの二乗分の一がtanと気づけば一瞬だった。その後予想的中した1/cosの積分を解き、有理数無理数問題に挑む。
cos2x、cos3xからそれぞれcosの二乗、-3+4cos^2がそれぞれ有理数、0になることがわかったので、論理は適当だが答えがπ/6と書けた。問題文で書かれていた『pが〜』の文言を一切使っていないのでわりかし怖いが、次に進む。ここで40分
(6)
1+i、1-iを、それぞれα、βと置いて、謎に与式の一般項を求めようとした。謎。これで無駄に時間を使い解答用紙も汚すが、意味のないことに気づき、極形式で表したらisinが消えそうと思ってそのへんを適当に書き対数表を用いて評価していく。途中の論証がかなりガバガバだったが、書けないよりはマシと思い次に進む。ここらへんから時間は覚えていない。
(2)
を解こうとしたが全くわからず諦める。微分してn=-3以下ならば答えが負になるのかぁと意味のないことを発見。
(5)
まず四角形が正方形にならなあかんな…と思っていたが問題文に正方形と書いていた。時間を無駄にする。Aは正方形と平行な平面を球にくっつけたところところにあるなぁと思い、それっぽく記述。
最後に正方形と球の中心からの距離を変数において体積を関数で表し微分、答えを出す。
(4)
を解こうとしたが、諦めた。漸化式作れなくね!?と焦りワタワタするも「これは無理」とバッサリ切り捨てて先に進む。
(2)[二回目]
地雷臭のする3、簡単な漸化式じゃなさそうな4が無理なら30点配点の2を解くしかないと思い(注:この時点で自分は完全に1/2が30点配点、3/4/5/6が35点配点と思い込んでいた。)、この問題に取り組んだ。ウンウンと色々と試してみること十数分、f(n)とf(n+1)の偶奇が、nの偶奇によって変わるのでは???自分天才か???と思い始める。これを見つけたらもう早い。さくっと記述し、十分性も担保した上で答えを記述。昨年の整数での悪夢は繰り返さなかった。(注:去年の自分は整数問題で計算ミスをし、解が無限に存在し得るという謎な答えを出していた。)ここで残り約15分。
(3)
さてもう時間がない。他の問題の合間にちょくちょくベクトルを用いて解いていたが、tの二乗がベクトルの係数に現れるのでどう頑張っても面積は出ないだろ…と思っていた。
が、しかし。ここで理系数学担当講師、湯浅弘一が舞い降りた。(舞い降りてないです)
『図形問題は(略)(気になる方は代ゼミに来よう!)』そう言っていた先生の言葉を思い出し急いでPや三角形を座標においてしまうと、あら不思議。変数tで表された点Pの座標が現れたではありませんか。これからtを消すと、なんと二次関数が出現。ん?これは実質積分なのでは…
\パンッ/ヨッシャアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwww(高い声で)キタァwwwwwwwwwwウワァヤッタアアアwwwwwwwwwwwwwwwww(心の声)
でも残り数分しかない!今から積分は無理だね(突然の諦め)
ん?これは1/6公式が使えるのでは???
???
?????
???????????
\パンッ/ヨッシャアアアアアアアアアアアアwwwwwwwwwwwwww(高い声で)キタァwwwwwwwwwwウワァヤッタアアアwwwwwwwwwwwwwwwww(心の声)
積分!Sを求める!面積比を出す!!答えに面積比を書く!!

そうして答えが出てきてハアハアしていると終了の合図。人生初めての五完。五完である。今まで最高に良かった模試でも四完。自己ベスト更新だドーン!
そうしたウキウキ気分で試験を終えた。



・試験後
試験直後はウキウキしていたが、友人も三完以上はしていたし、そもそも6番の答え間違ってるっぽいし、冷静になって考えてみたらそもそも3番って『Sを用いて答えよ』って書いてるのに面積比を書いてるし、全体において論理がガバガバだし、あれれ〜?これは三完程度まで点落ちるかなぁと突然の萎えが発生。
友人と積分的中したねぇなどと話しつつホテルまで歩いて帰り、またもや晩御飯をお腹いっぱいまで食べ、風呂場で初めてのボディタオル利用に興奮し、リュードベリ定数を暗記し就寝。
数学一完だった去年と比べて圧倒的成長を成し遂げ安心したためか、寝入りは早かった。